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ウメバチソウ (梅鉢草) ユキノシタ科/多年草 | |
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![]() 撮影地:尾瀬ヶ原 | |
生 育 地 |
尾瀬が原、大江湿原など日当たりの良い湿地に多数自生し、また、山間部の湿地にも見られます。 竜宮小屋付近や見晴し〜赤田代間、ヨシッポリ田代などに群生が見られます。また、研究見本園の奥にも群生があります。 |
開花時期 | 8月中旬〜9月頃 |
草 丈 | 10〜40pくらい |
特 徴 |
これも晩夏を代表する花のひとつです。こちらは白い花で草紅葉の始まった湿原に良く目立ちます。草に紛れているので小型に
見えますがけっこう高さのある花です。 ウメバチソウの仲間の特徴として本当の雄しべが5本の他に仮雄しべというのがありいくつかに枝分かれしています、この枝分かれの状態で 区別が出来ます。 ウメバチソウは、仮雄しべが、12〜22裂。 エゾウメバチソウは、9〜11裂。 コウメバチソウは、7〜9裂。 ヒメウメバチソウは、3〜5裂。希に6〜8裂。 となり、このうちヒメウメバチソウは至仏山や燧ヶ岳でも見ることが出来ます。 因みに尾瀬のウメバチソウは尾瀬ヶ原、尾瀬沼の個体共に最大で15本のようです。 葉はハート型をしていて花のずっと下の方に付いています。花が家紋の「梅鉢」に似ていることから名づけられた名前です。 |
![]() ●花の拡大です。 この花は仮雄しべが最大で15本のようです。となりの仮雄しべは13本しかありませんので個体差があるようです。 |