尾瀬の植物図鑑 夏
 オオヤマサギソウ  ラン科 ツレサギソウ属

撮影:尾瀬沼 (2014.7.26) こちらは林床に咲いていたタイプです。
生 育 地 北海道、本州、四国、九州の低地〜山地の林床、林縁などやや湿り気のあるところに生育しています。
尾瀬でも林縁に生育しますが、隣接するような湿原にも進出しているようです。
開花時期 7月中旬〜8月上旬
草   丈 30〜60p 湿原性のは低い傾向。
特   徴  花色は、白色〜淡緑白色を花序に多数付けます。花茎は捻れているように見えるのも特徴です。
 距は長く後方に突き出るように伸びます。
 
 葉は長楕円形で下部の葉2枚は大きく、上の葉は小さく細いです。葉は光沢感があります。
 
 林床に多いランですが、尾瀬では湿った草地や湿原に進出してきているものもあります。
 湿原にはヤマサギソウもありますが、花の大きさも形も違うので間違うことは無いと思います。
 
 

撮影:尾瀬沼 (2014.7.26)  花のアップと葉の状態です。葉は光沢があります。

撮影:尾瀬ヶ原 (2012.7.28)  尾瀬ヶ原の湿原で見かけるタイプです。葉は映ってませんが林床のものより光沢が薄いようです。