尾瀬の植物図鑑 春
 キクザキイチリンソウ (キクザキイチゲ)  キンポウゲ科/多年草

撮影地:東電小屋付近
生 育 地 半日陰の湿った所に生えています。湿原内にはほとんど見られず、山道沿いや林間などで見られます。見晴らし〜白砂峠の山道沿いには小群落があります。
開花時期 5月中下旬〜6月上旬頃
草   丈 10〜15pくらい
特   徴 キクザキイチゲという名前が一般的に使われています。
 
花の色は淡紫色から白色で、濃い紫色になるものもあります。萼片は10〜13枚。葉は羽状に細かく裂けます。1つの茎に1つの花を咲かせることから一花(いちげ)と名前が付き別名をキクザキイチゲともいます。
湿原ではなく周辺の明るい山林下に生育しています。

同種のヒメイチゲという種も尾瀬で見ることが出来ます。 

撮影地:東電小屋付近  こちらは紫色の萼片のタイプです。白い花と同じ場所に咲くことも多いです。